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事業承継 経営問題の1つとして認識しているが
『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!
事業承継 ことはじめ( No.4096 ) 2025年3月9日
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
M&Aスペシャリスト 荒蒔 良和
本日のエッセンス
《 電子定款 》
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こんにちは、荒蒔です。
昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)
Web会議を1件。
その前段、朝イチで移動して
リアルな打合せを1件。
Web会議は、新型コロナウイルス感染拡大が
小康状態となった今にあっても、世の中的な動き…
当社におきましても例外ではなく、Web会議が
『顔を合わせ、額を突き合わせて』
行う打合せに変わり
徐々に『市民権』を得てきました(笑)。
もちろん、打合せを行うとなれば
その前には、資料の事前確認や
打合せシミュレーション
また終わった後には『議事メモ』の展開など
Web会議と言えども段取りは必要ですが、やはり
『往復の移動時間がない』
といった状況は違います…
そういった意味で、昨今の時間の使い方は
目に見えて、変わってくるようになりました。
そのWeb会議は
あるマーケティング及びWebサイト作成
事業者様との打合せに臨みました。
当社として、かねてより
さいたま市内の
ある工業デザイン事業者様から
売却ご希望案件の依頼を
受けておりますが
その
『カウンターパートナー(買収希望事業者)』
として名乗りを上げて下さったのが
昨日の、同事業者様です。
旧大宮市時代に遡ること、45年前…
地域に根差した
クリエイティブな会社を目指して
当該の、工業デザイン事業者様は創立されました。
今や、工業デザインを中心とする
ヒット商品開発・パッケージデザインでの
売上向上
ブランディングの成功
そして、高水準の
カスタマーサービスを
提供される事業者様にまで成長…
お客様企業も、世界十数カ国まで拡大…
『ケータイ』
から
『スーパーコンピュータ』
まで、トータル デザインプロデュース
されておられます。
こうした過程の中で、組織も拡大…
2つの子会社を擁する
グループ企業にまで成長されましたが
一方で、先のコロナ禍を
きっかけとして
業務運営の非効率性が
目立ち始めるようになられたとのこと。
こうしたことを背景とし
当該子会社2社を売却し
全体としての業務効率性を
追求していきたいということで
当社に、お声がけいただいた次第です。
昨日は、こうした状況を
当該の事業者様と
まずは、共有させて頂いた上で
当社にて作成し
すでにお渡ししてある
当該 工業デザイン事業者様の
【企業概要書(※)】
をあらためて共有…
議論を深堀りさせていただきました。
(※)企業概要書(Information Memorandum)
会社の事業内容や業績など
詳細情報が記載された資料。
M&Aの成約に向け、重要な役割を果たす。
【電子定款とは?】
定款の認証は
書面で作成した定款を
認証してもらうことが原則です。
しかし、書面ではなく
電子化された電子定款を
認証してもらうこともできます。
特に電子定款の場合
書面による定款作成時にかかる
収入印紙代4万円がかからないこともあり
会社の設立費用を節約したい起業家などが
良く利用しています。
【電子公証制度とは?】
公証人の業務には
前述した定款の認証の他に
公正証書の作成
確定日付の付与
などの事務を行います。
(これらの事務を『公証業務』といいます)
従来、これらの公証業務の対象となる文書は
紙媒体が中心でしたが
最近は電子文書の場合も
一定のものについては公証業務の対象となり
利用されるようになってきました。
こうした制度を
『電子公証制度』といいます。
すべての公証人が、電子公証制度に
対応できるわけではなく
電子公証制度に対応できるのは
法務大臣に指定された公証人(指定公証人)
だけです。
ただ現在では
かなりの数の公証人が指定公証人となっているので
ほとんどの地域で電子公証ができます。
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編 集 後 記
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今日は
『電子定款』
について考えました。
明日は
『変態設立事項』
すなわち、現物出資、財産引受、特別の利益・報酬
設立費用について見ていきます。
次回も、ぜひご期待ください!!
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
M&Aスペシャリスト 荒蒔 良和
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本日のポイント
●電子定款は、費用を節約できるというメリットがあります。
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