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事業承継 経営問題の1つとして認識しているが
『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!
事業承継 ことはじめ( No.4380 ) 2025年12月18日
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
M&Aスペシャリスト 荒蒔 良和
本日のエッセンス
《 発起設立と募集設立 》
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こんにちは、荒蒔です。
昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)
Web会議を2件。
その後、移動して
リアルな打合せを1件。
Web会議は、新型コロナウイルス感染拡大が
小康状態となった今にあっても、世の中的な動き…
当社におきましても例外ではなく、Web会議が
『顔を合わせ、額を突き合わせて』
行う打合せに変わり
徐々に『市民権』を得てきました(笑)。
もちろん、打合せを行うとなれば
その前には、資料の事前確認や
打合せシミュレーション
また終わった後には『議事メモ』の展開など
Web会議と言えども段取りは必要ですが、やはり
『往復の移動時間がない』
といった状況は違います…
そういった意味で、昨今の時間の使い方は
目に見えて、変わってくるようになりました。
そのリアルな打合せ 1件は
埼玉県川越市へ…
ある光学関連製造事業者様との
事業承継に関する打合せに臨みました。
光学関連事業は、技術革新のスピードが速く
需要が多様化する成長産業…
光学・フォトニクス市場は、通信
高速データ伝送、医療診断、自動車の
先進運転支援システム(ADAS)など
幅広い分野で活用が進み
グローバル規模で、成長が見込まれます。
特に、光学レンズ市場は
高機能化やスマートフォン、AR/VR
医療機器、自動車分野での需要増に支えられ
2030年代まで成長が予測されています。
一方で、国際競争の激化や
原材料・部品のサプライチェーン問題
研究開発投資の負担増などの課題もあります。
技術革新への対応、海外企業との競争力維持には
継続的な投資と戦略的提携が重要で
M&Aや技術協力の動きも活発化しています。
こうした状況をもふまえながらの
昨日の打合せ。
まずは、後継者の選出・育成など
事業承継の“入口”について
知りたいとのご照会でしたので
他社事例を挙げながら
(1)親族内承継
(2)親族外承継(従業員)
(3)親族外承継(第三者)
の各々について、メリット・デメリットを
説明させていただき
意見交換・情報交換を
継続させていただきました。
【発起設立・募集設立とは?】
株式会社の設立方法には
☆発起設立
☆募集設立
があります。
『発起設立』では
会社設立の企画者である発起人が
設立の際に発行する株式のすべてを引き受け
会社設立後に株主となります。
これに対して『募集設立』とは
発起人は、設立の際に発行する株式の
一部を引き受けるだけで
残りの株式については
外部に対して引受人の募集を行います。
そして、この募集に応じた株式引受人が
発起人と共に
会社設立時の株主となります。
【発起設立と募集設立の手続き】
会社設立のためには
☆出資者となる株主の確定
☆出資による会社財産の形成
が必要です。
そして、株主の確定として
まず株式の引受けが必要です。
発起設立の場合
発起人が全部の株式を引き受け
出資額全額の払込みをします。
一方、募集設立の場合には
発起人が最低1株ずつを引き受けて
出資を履行し
他に株主となる人を募集する必要があります。
募集設立の場合には
このように出資が履行された後
創立総会が招集されます。
創立総会は、設立中の会社の議決機関で
発起人を含めた株式引受人から構成されます。
これは、設立後の会社においては
株主総会にあたるものです。
(株式引受人は、会社が成立すると同時に
株主となります)
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編 集 後 記
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新シリーズ『株式会社の設立手続き』の3回目
『発起設立と募集設立』
について考えました。
明日は、いよいよ
『株式会社の設立手続き』
について見ていきます。
次回も、ぜひご期待ください!!
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
M&Aスペシャリスト 荒蒔 良和
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本日のポイント
●『発起設立』あるいは『募集設立』によって
株式会社を設立し、会社の実体形成
ならびに、法人格を取得することが必要です。
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