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デイリーメルマガ【事業承継ことはじめ(2022年7月22日)】

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 事業承継 - 経営問題の1つとして認識しているが
  『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!

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 事業承継 ことはじめ( No.3136 )  2022年7月22日
 
          日本経営管理協会
          中小企業活性化支援協議会
          M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和

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     本日のエッセンス
      ~ 役員らの第三者に対する責任 ~

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 こんにちは、荒蒔です。

 昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)

 Web会議を2件。

 新型コロナウイルス感染拡大が
 いまなお続く中にあって、いまや世の中的な動き…

 当社におきましても例外ではなく、Web会議が
 『顔を合わせ、額を突き合わせて』
 行う打合せに変わり
 徐々に『市民権』を得てきました(笑)。

 もちろん、打合せを行うとなれば
 その前には、資料の事前確認や
 打合せシミュレーション

 また終わった後には『議事メモ』の展開など

 Web会議と言えども段取りは必要ですが、やはり
 『往復の移動時間がない』
 といった状況は違います…

 そういった意味で、昨今の時間の使い方は
 目に見えて、変わってくるようになりました。

 その間をぬって、同じ、さいたま市内を移動…

 ある事業者様との、【事業再構築補助金】の
 申請(第7回公募)に向けた打合せに臨みました。
 (7月1日(金)に公募開始…申請受付は
 8月下旬に開始予定とのことです)
 
 【事業再構築補助金】
 とは

 新型コロナウイルス感染症の影響を受けて
 売上が減少し、厳しい状態にある中小企業などの
 新規事業・業種転換を支援するための補助金… 
 
 新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編
 または、これらの取組みを通じた規模の拡大など
 思い切った事業再構築に意欲を有する
 中小企業等の挑戦を支援することが目的です。

 今年(2022年)3月、中小企業庁より
 本補助金に関する概要や指針が発表されていますが
 それによれば、その対象は
 
 (1)申請前の直近6か月間のうち
    任意の3か月の合計売上高が
    コロナ以前の同3か月の合計売上高と比較して
    10%以上減少している中小企業等

 (2)事業計画を認定経営革新等支援機関や
    金融機関と策定し
    一体となって事業再構築に取り組む中小企業等

 (3)補助事業終了後、3~5年で
    付加価値額の年率平均3.0%(一部5.0%)以上増加
    または従業員1人当たり付加価値額の
    年率平均3.0%(一部5.0%)以上増加の達成

 とされています。

 同補助金も含め、昨今の申請は
 『電子申請』
 が主流…
 (少し前までは、申請書類一式を『レターパック』で
 郵送していましたが、世の中も変わりました…(笑))
 
 本『電子申請』は、事業者代表者様が
 行うことになっていますが

 その入力も、結構ボリュームがあり(汗)

 しかも、その場で即興で考えながら
 都度入力していくということもキビシイことから

 事前に
 【事業計画書】
 の形で、綿密に策定した上で
 『電子申請』
 に臨みべき…

 といった話を
 冒頭させていただきながら

 当該
 【事業計画書】
 策定に向けた、1回目のヒアリングを
 継続させていただきました。




 【第三者に対する責任とは?】

 役員(取締役、執行役、監査役、会計参与、会計監査人)の
 任務違反行為によって
 会社以外の第三者(株主や会社債権者)に
 損害が発生した場合
 取締役は、その第三者に対しても
 特別な責任を負います。

 具体的には
 取締役に、任務倦怠についての悪意
 あるいは重過失があった場合に
 それによって第三者が受けた損害を賠償する責任を負います。

 【責任を負うべき損害の範囲は?】

 第三者に損害が発生するケースとしては、まず
 取締役の行為によって
 直接、第三者が損害を被る場合があります。

 次に、取締役の行為から一次的に会社が損害を受け
 その結果として二次的に
 第三者が損害を受ける場合があります。
 
 【不法行為責任との関係】

 不法行為責任は
 契約関係にあるかどうかを問わず
 違反行為をした加害者が、被害者に対して
 その損害を賠償するという責任です。

 これに対して、取締役の第三者に対する責任は
 取締役の職務行為について
 第三者に生じた損害を賠償させるものです。 
 

      
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           編 集 後 記
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 今日は『役員らの第三者に対する責任』
 について考えました。

 明日は
 『役員の解任と違法行為の差止請求権』
 のついて見ていきます。

 次回も、ぜひご期待ください!!

 日本経営管理協会
 中小企業活性化支援協議会
 M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和

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本日のポイント

 ●役員は、その任務違反行為によって
  会社以外の第三者に損害が発生した場合
  直接損害だけでなく間接損害についても
  責任を負う場合があります。

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              事業承継 ことはじめ

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