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デイリーメルマガ【事業承継ことはじめ(2025 年12月27日)】

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 事業承継   経営問題の1つとして認識しているが
  『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!


 事業承継 ことはじめ( No.4389 )  2025年12月27日

          日本経営管理協会
          中小企業活性化支援協議会
          M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和


     本日のエッセンス
      《 現物出資に関する事項 》

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 こんにちは、荒蒔です。

 昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)

 午後イチで、Web会議を1件。

 その後、移動して
 リアルな打合せを1件。

 Web会議は、新型コロナウイルス感染拡大が
 小康状態となった今にあっても、世の中的な動き…

 当社におきましても例外ではなく、Web会議が
 『顔を合わせ、額を突き合わせて』
 行う打合せに変わり
 徐々に『市民権』を得てきました(笑)。

 もちろん、打合せを行うとなれば
 その前には、資料の事前確認や
 打合せシミュレーション

 また終わった後には『議事メモ』の展開など

 Web会議と言えども段取りは必要ですが、やはり
 『往復の移動時間がない』
 といった状況は違います…

 そういった意味で、昨今の時間の使い方は
 目に見えて、変わってくるようになりました。

 そのリアルな打合せ 1件は
 神奈川県川崎市へ…

 ある光学関連開発・製造・販売事業者様との
 成長戦略に関する打合せに臨みました。

 成長戦略を主要議題とし、私たちの間では
  『壁打ち』
 と呼ばれるもの。

 代表者様が私たちと、フリーに議論していく
 ことで、代表者様ご自身の考えを
 まとめていただく効果を狙うものです。

 初期段階では『持出し』となりますが
 良い戦略がまとまると、一定期間
  『戦略コンサルタント』
 としての、顧問契約をいただけるといった
 効果を期待できるもので

 当社としても、重要な位置づけを
 置かせていただいています。

 光学関連開発・製造・販売事業を
 取巻く環境は

 技術革新と市場需要の拡大によって
 大きく変化しています。

 光学・フォトニクス市場は
 通信、高速データ伝送、医療診断など
 幅広い用途で成長が続いていて

 2030年代にかけ、市場規模が
 大幅に拡大すると予測されています。

 特に、高性能レーザ、光センサー
 精密光学部品の需要が強く

 多くの企業が、技術開発や製品差別化に
 しのぎを削っている状況です。

 また、光学製品は
 研究・医療・産業用途を中心とした
 グローバル競争が激しく

 品質や高付加価値化、グローバル展開
 戦略が重要な競争要素です。

 市場・技術環境は、成長余地が
 大きいものの

 専門性の高い人材確保や
 製造コスト管理が課題となっています。

 こうした状況をもふまえての
 昨日の打合せ…

 まずは、同事業者様の現状を
 伺いながら、強み・弱みなどをまとめ

 簡単に、手書きの事業ポートフォリオを
 作成の上で
  『次の一手』
 を探り

 意見交換・情報交換を
 継続させていただきました。




 【現物出資にあたっては調査が必要】

 設立にあたっては
 資本金として現金を出資するのが原則です。

 ただ、手持ちの現金がない場合には
 建物や自動車など
 現金以外のものを出資することもできます。

 現金以外のものを出資することを
 『現物出資』といいます。

 現物出資する場合には
 変態設立事項として
 定款に定めなければなりません。

 定款に現物出資の定めをした場合
 原則として
 発起人の申立てにより
 裁判所が選任した検査役が
 定款に記載された現物出資の評価額が
 正しいかを調査します。

 ただ、以下の場合には
 検査役の調査は必要ありません。

 (1)弁護士や税理士などから
    定款に記載された
    現物出資の目的財産について
    価額(価格)が相当であるという
    証明を受けた場合

 (2)定款に記載された価額の総額が
    500万円以下の場合

 (3)目的財産が、市場価格のある
    有価証券であり
    定款に記載した価額が
    市場価格以下の場合

 検査役の調査が不要な場合でも
 取締役・監査役は
 現物出資されたものについての
 価額調査をしなければなりません。
 (本調査報告書は、登記の際の添付資料になります)

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           編 集 後 記
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 今日は
  『現物出資に関する事項』
 について考えました。

 明日は
  『会社設立に関わる責任』
 について見ていきます。

 次回も、ぜひご期待ください!!

 日本経営管理協会
 中小企業活性化支援協議会
 M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和

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本日のポイント

 ●定款に、現物出資に関する事項の
   定めがある場合、必要となる事項です。

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