☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
事業承継 経営問題の1つとして認識しているが
『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!
事業承継 ことはじめ( No.4189 ) 2025年6月10日
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
M&Aスペシャリスト 荒蒔 良和
本日のエッセンス
《 事業再編と会社の終結 》
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
こんにちは、荒蒔です。
昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)
夕方から、Web会議を1件。
そのWeb会議の前段で移動して
リアルな打合せを1件。
Web会議は、新型コロナウイルス感染拡大が
小康状態となった今にあっても、世の中的な動き…
当社におきましても例外ではなく、Web会議が
『顔を合わせ、額を突き合わせて』
行う打合せに変わり
徐々に『市民権』を得てきました(笑)。
もちろん、打合せを行うとなれば
その前には、資料の事前確認や
打合せシミュレーション
また終わった後には『議事メモ』の展開など
Web会議と言えども段取りは必要ですが、やはり
『往復の移動時間がない』
といった状況は違います…
そういった意味で、昨今の時間の使い方は
目に見えて、変わってくるようになりました。
さらに、その
リアルな打合せの前段で
東京は台東区上野へ…
現在、東京都美術館で開催されている
全国公募写真展
【2025年 第50回 視点】
に出かけてきました。
本展、かつて、新型コロナウイルス感染が
拡大した時期には
残念ながら中止とはなりましたが
基本は、毎年この時期での開催を継続されておられます。
当方、コロナ禍で中止の年を除き
これまで、毎年参加させていただいていますが
お邪魔させていただいたきっかけは
前職時代の上長からお声がけいただいたこと。
ご退職後、何気なく“顔を出した”
写真スクールで、写真の持つ魅力に
すっかり惹かれてしまったとのこと…。
今は、個展を開催するまでに…
かつては、長野県飯田市に2年間通いつめ
標高2,000m級の山々に佇む
限界集落の光景を、そこに住む人々の暮らしを
レンズで切り取ってこられました。
6年前の夏、その飯田市で個展を開催される
との報にふれ、馳せ参じた次第…(笑)
人々の息遣いまでが聞こえてくるような
不思議な感慨が、今でも懐かしく思い出されます。
被写体は、まったく異なるものの
写真を通じてアピールされたいものには
(6年前の個展と)共通するものを感じる…
他の方をもご案内される、ご多用の折にも関わらず
わざわざお時間を取って
お逢いくださったこともあって
今回の作品の感想を、そう申し上げたところ
嬉しそうに頷いて下さいました。
コロナ禍も、今や昔…
かつての騒ぎもどこへやら…
というわけではないかと思いますが
人の動き、街の動きは
確実に大きくなっています。
そうした、世の中の変化をも
あらためて肌で感じながら
日常の非日常…
今年も満喫させていただきました!!
【終結の方法にもいろいろある 】
会社の終結方法には、大きく分けると
前向き・発展的な終わらせ方と
後向き・衰退的な終わらせ方があります。
前向き・発展的な終わらせ方とは
事業の拡大を図ることを目的として
今までとは会社の在り方を変えるものです。
M&Aがその典型、具体的には
合併、分割、株式譲渡などがあります。
一方、後向き・衰退的な終わらせ方の典型は
事業不振あるいは後継者がいないという
理由による倒産、破産がそれにあたります。
【進むべき方向性をいつ決めるのか】
会社を終結させる決断をいつするか…
まず、前向き・発展的な終わらせ方の場合
決断するために検討すべき要素には
人材・物資・資金・時間・情報
の5つがあります。
(1)人材
会社を終わらせることによって
人材を、いままで以上に
有効活用できるようになるのか
を検討する必要があります。
(2)物資
有効活用できるモノが手に入るのか
といったことを検討します。
(3)資金
得られる可能性のある利益と
失敗する際のリスクとを
比較して決断する必要があります。
(4)時間
会社を買収することによって
人を育てる時間…
物を調達するための時間…
市場を確保するための時間…
これらを大幅に短縮できる一方で
金を投じるリスクを
天秤にかける必要があります。
(5)情報
M&Aなどによって、事業規模が大きくなり
いままで以上に貴重な情報が入る
可能性がある一方で
規模が大きくなり過ぎ
業界の中で孤立してしまい
かえって情報が入ってこなくなるという
おそれもあります。
一方、後向き・衰退的な終わらせ方の場合
検討すべき要素には
(1)財務状況
(2)キャッシュフロー状況
(3)会社内部の状況
(4)外部環境
の4つがあります。
財務状況では、赤字の大きさや期間が
判断基準となりますが
『黒字倒産』の事例も多いことから
キャッシュフロー状況も
十分に吟味しなければなりません。
会社内部の状況は
社員の士気、経営陣のやる気の見極めをはじめ
経営資源の見直しを行います。
外部環境では
業界の動向、取引先の反応などの見極めを
行う必要があります。
---------------------
編 集 後 記
---------------------
今日は
『事業再編と会社の終結』
について考えました。
明日は
『事業譲渡』
について見ていきます。
次回も、ぜひご期待ください!!
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
M&Aスペシャリスト 荒蒔 良和
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
本日のポイント
●会社の終結には
前向きな終わらせ方と、後向きな終わらせ方があります。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★