2025年6月2日
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事業承継 経営問題の１つとして認識しているが
『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ！！
事業承継 ことはじめ（ No．4177 ） 2025年5月29日
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
Ｍ＆Ａスペシャリスト 荒蒔 良和
本日のエッセンス
《 ストックオプション 》
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こんにちは、荒蒔です。
昨日から、島根県・鳥取県へ…
地元企業様ならびに関係機関様との
情報交換・意見交換に臨みました。
中小企業庁発行の
【事業承継ガイドライン】
によれば
全国の、都道府県別 後継者不在率で
70％以上となっているのが
北海道、神奈川県、鳥取県、島根県、山口県
そして沖縄県の6道県…
特に島根県は、ここ10年の変遷を鑑みるに
『5～10％未満の悪化』
をみせている状況…
こうしたことを背景に
昨日からの情報交換・意見交換に臨みました。
最初の訪問は、鳥取県境港市へ…
当該事業者様を紹介いただいた
広島在住メンバーと合流した上で
同市内の、水産加工事業者様との
打合せに臨みました。
鳥取県の水産加工業は、豊富な海産資源を
背景に、発展してきましたが
近年は様々な課題に直面しています。
１．海洋環境の変化と資源減少
近年、海水温の上昇や藻場の減少など
海洋環境の変化が進行している。
これにより、特にアユなどの水産資源が減少し
漁獲量の低下が懸念されている。
こうした状況を受け、現在、藻場の造成や
漁場環境の回復に取り組んでいる。
２．担い手不足と高齢化
漁業従事者の高齢化と若手の減少が進み
加工業を含む水産業全体の担い手不足が
深刻化している。
技術の継承や労働力の確保が課題となっている。
３．消費者ニーズの変化と販路の課題
消費者の嗜好の多様化や魚離れが進み
従来の加工品の需要が減少している。
また、販路の確保やブランド力の強化も
課題として挙げられている。
こうしたことを背景に、今後の活性化に向け
『地域資源を活用した
商品開発や漁場環境の改善、人材育成』
の観点から
『一企業として、何ができるか』
の切り口に集中して
情報交換・意見交換を行わせていただきました。
続いて、島根県出雲市へ…
同市内の
『出雲和紙』
製造事業者様との打合せに臨みました。
出雲和紙は、手すきの技術で作られる
強靭かつ美しい和紙。
書道、障子紙、祝儀袋、工芸品などの
用途として使われています。
文化的・芸術的価値が高く評価されている
出雲和紙ですが、やはり様々な課題に直面していて
産業の持続と活性化が求められています。
１．生産者の減少と高齢化
２．原材料の不足
和紙の主要原料であるコウゾやトロロアオイの
生産農家が高齢化し、原料供給が減少している。
そのため現在は、原料の一部を海外に依存し
品質や安定供給に課題が生じている。
３．用具の調達困難
手すきに必要な道具を製造する
職人も高齢化し、廃業が相次いでいる。
これにより、必要な用具の入手が難しくなり
製造活動に支障をきたしている。
４．後継者不足
若者の伝統産業離れが進み、後継者の確保が
困難となっている。
こうしたことを背景に、今後の活性化に向け
●教育機関との連携
●観光資源としての活用
●商品開発と販路拡大
●原材料の安定供給体制の構築
の観点から
『一企業として、何ができるか』
の切り口に集中して
情報交換・意見交換を行わせていただきました。
【ストックオプションとは？】
ストックオプションとは
自社の株式を、事前に決められた価格で
会社から買い取ることができる
権利を無償で与えることです。
例えば、ストックオプションを与えられた人が
株価が価額（権利行使価額）よりも上がった時に
その権利を行使することで
値上がり分にあたる利益を得ることができます。
このようにストックオプションは
会社の業績向上によって株価が上がれば
取締役や従業員自身の利益を
上げることができるため
業績を向上させようというモチベーションに
つながります。
またストックオプション制度の活用により
株主の利益と取締役・従業員の利益が
一致することになりますので
株主重視の経営につながることにもなります。
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編 集 後 記
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今日は
『ストックオプション』
について考えました。
明日は
『新株発行のしくみと手続き』
について見ていきます。
次回も、ぜひご期待ください！！
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
Ｍ＆Ａスペシャリスト 荒蒔 良和
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本日のポイント
●ストックオプションとは、あらかじめ決められた価額で
自社の株式を購入できる権利を無償で与えることです。
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