日本語 English 中文
Create tomorrow

デイリーメルマガ【事業承継ことはじめ(2025 年3月10日)】

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 事業承継   経営問題の1つとして認識しているが
  『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!


 事業承継 ことはじめ( No.4097 )  2025年3月10日

          日本経営管理協会
          中小企業活性化支援協議会
          M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和


     本日のエッセンス
      《 変態設立事項 》

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 こんにちは、荒蒔です。

 昨日は、今週実施予定の
 打合せプレゼン資料作成を行いました。

 内容そのものは、これまでも
 打合せを行ってきたものですので 
 一から行なう…というわけではないのですが

 内容検討も、参照すべきは参照し
 独自に創り込みべきは創り込みました。
  
 いずれも、これまでの打合せ内容を
 鳥瞰俯瞰しながら

 今回の打合せにて
 ご決裁いただきたい事項を明らかにします。

 その、ご決裁いただきたい事項に向け
 これまでの打合せでの議論経緯を振り返り

 1つの選択肢ではなく
 複数の選択肢からご決裁いただくように努め

 それぞれに、選択肢における
 メリット・デメリットを挙げ

 比較いただけるように工夫しました。

 途中、気分転換も兼ね

 家内のショッピングにも付き合いながら
 しばしリラックス…

 ご案内の通り、2022年からの
 新型コロナウイルス感染拡大に

 なかなか歯止めがかけられない状況が
 継続していましたが…

 同年 1月に発令された
 まん延防止等重点措置は、同年3月21日をもって
 全都道府県で解除…
 (一方で、解除後も、継続した
 感染拡大防止への協力要請が打ち出されています)

 一昨年(2023年)3月13日より
 マスク着用が、本人判断に委ねられることになり

 同年5月8日からは、新型コロナウイルス感染症は
  『5類感染症』
  (政府として、一律に、日常における
    基本的感染対策を求めることはない)
 に引き下げられることとなりました。

 こうした状況の中、さいたま市内の
 我が家最寄りのショッピングモールでも
 ようやく、かつての
  『新型コロナウイルス感染前』
 の光景が戻ってきたな…という感じです。
 (出入口における、手やショッピング
 ケース・カートの消毒といった状況は継続
 されていましたが…)

 そうしたことを考えながらも、一方で 
 資料への“肉付け”内容候補は他にないか…

 説明の順番を入れ替え
 構成そのものを変えた方が良いのでは…

 と、資料構成のことが頭をよぎります(笑)。

 オフィスに戻り、いま一度
 構成も含めた見直しを行った上で

 “肉付け”の具体的内容を、順次揃え…
 一気に資料化…
 
 最近の週末の過ごし方で
 やや多いパターンとなってしまいましたが
 資料づくりに臨んだ一日となりました!!(笑)




 【変態設立事項とは?】

 定款の記載事項で、絶対的記載事項の他にも
 注意しなければならない事項として
 相対的記載事項である『変態設立事項』
 があります。

 変態設立事項とは『危険な約束』ともいわれ
 会社財産を危うくする定款記載事項として
 特別の手続きを要するものをいいます。

 (1)現物出資

   株式を引き受ける際
   通常は金銭を払い込みますが
   金銭以外の物をもって金銭の払込みに
   かえることができます。

   金銭にかえて
   土地や建物などを出資する場合です。

   現物出資をする場合
   出資された物が過大に評価されると
   会社の資本金が
   実際の資本金より少なくなり
   債権者(例えば、会社に融資を行った銀行など)
   に迷惑をかけることになるので
   厳格な扱いが必要とされています。

 (2)財産引受

   発起人が、会社成立後に
   会社が財産を譲り受けることを
   約束した契約です。

   現物出資と同様
   目的物の過大評価により
   会社財産を害する危険があり
   また、他の株主との
   不平等を招く危険性があるため
   厳格な扱いが必要とされています。   
 
 (3)特別の利益・報酬

   会社設立のための労務に対して発起人が
   会社から受け取る報酬や
   特別の利益です。

   会社設立の企画者である
   発起人の労に報いるため
   功労金や報酬として
   過大に金銭などが支払われれば
   会社財産を危うくすることになります。

 (4)設立費用

   発起人が
   会社設立のために支出した費用です。

   設立費用について
   発起人の自由にまかせると
   会社が不相当な負担を
   負うことになる危険があるため
   厳格な扱いが必要とされています。 

 ---------------------
           編 集 後 記
 ---------------------

 今日は
  『変態設立事項』
 について考えました。

 明日は
  『株式の払込みと手続き』
 について見ていきます。
      
 次回も、ぜひご期待ください!!

 日本経営管理協会
 中小企業活性化支援協議会
 M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

本日のポイント

 ●変態設立事項とは
  (1)現物出資
  (2)財産引受
  (3)特別の利益・報酬
  (4)設立費用
  の4つです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Translate »