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デイリーメルマガ【事業承継ことはじめ(2025 年12月9日)】

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 事業承継   経営問題の1つとして認識しているが
  『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!


 事業承継 ことはじめ( No.4371 )  2025年12月9日

          日本経営管理協会
          中小企業活性化支援協議会
          M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和


     本日のエッセンス
      《 親会社と子会社の関係 》

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 こんにちは、荒蒔です。

 昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)

 Web会議を1件。

 その前後で移動し
 リアルな打合せを2件。

 Web会議は、新型コロナウイルス感染拡大が
 小康状態となった今にあっても、世の中的な動き…

 当社におきましても例外ではなく、Web会議が
 『顔を合わせ、額を突き合わせて』
 行う打合せに変わり
 徐々に『市民権』を得てきました(笑)。

 もちろん、打合せを行うとなれば
 その前には、資料の事前確認や
 打合せシミュレーション

 また終わった後には『議事メモ』の展開など

 Web会議と言えども段取りは必要ですが、やはり
 『往復の移動時間がない』
 といった状況は違います…

 そういった意味で、昨今の時間の使い方は
 目に見えて、変わってくるようになりました。

 そのリアルな打合せ2件の内 1件は
 同じ、さいたま市内を移動し

 ある、調剤薬局運営事業者様との
 事業承継に関する打合せに臨みました。

 調剤薬局運営事業は、超高齢化で
 処方箋枚数や在宅需要は底堅い一方

 薬価改定や、2024年度 調剤報酬改定で
 医療費抑制と
  「対物から対人へ」
 が強まり

 かかりつけ機能・服薬フォロー・地域連携の質が
 収益を左右する状況となっています。

 一方で、こうした状況をも加わることで

 電子処方箋・オンライン服薬指導など
 医療DX対応が必須となり

 IT投資と業務効率化が
 課題となっている側面もあります。

 また、薬剤師不足や収益圧迫を背景に

 大手ドラッグストアとの競争激化や
 M&Aによる再編も加速しています。

 こうした状況をもふまえながらの
 昨日の打合せ…

 同事業者様、社歴こそ、まだ浅いですが

 今年度(2025年)時点で
 4店舗まで拡大されたことを機に

 従業員承継を検討したい
 ということで
 当社に御相談いただいた次第…

 後継者候補メンバーは
 ご経験、実績ともまったく問題ないものの

 自社株買付のための資金調達が課題とのこと。

 対策案の1つとして
  【同事業者様による自社株購入】
 を提案…

 3~5年程度をかけて、ストックオプションも含め

 同メンバーによる同社株買付を進め
 徐々に、代表権を移していくというもの。

 他社事例をも挙げながら
 意見交換・情報交換を継続させて頂きました。




 【支配・充実関係にある】

 『親会社』とは、ある株式会社の
 総株主の、議決権の過半数をもつ会社
 または、ある株式会社の
 経営を支配している会社のことをいいます。

 これに対して『子会社』とは
 総株主の議決権の
 過半数をもたれている株式会社、あるいは
 経営を支配されている会社のことをいいます。

 このように親会社と子会社の関係は
 支配・従属関係に立ちます。

 会社法は、このことを念頭に置いた規定を
 設けています。

 【子会社による親会社株式の取得】

 このような親子会社の支配・従属関係から
 子会社が、その親会社の株式を取得することは
 原則として禁止されています。

 また、親子会社のように
 過半数までは株式を取得されてはいないものの
 総株主の議決権の
 4分の1以上を保有されている会社は
 それを保有されている会社の
 株式を取得したとしても
 議決権を行使することができません。
 適正な議決権行使が期待できないからです。

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           編 集 後 記
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 今日は
  『親会社と子会社の関係』
 について考えました。

 明日は、構成員(社員)が1人だけの会社
  『一人会社』
 について考えます。 
 
 次回も、ぜひご期待ください!!

 日本経営管理協会
 中小企業活性化支援協議会
 M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和

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本日のポイント

 ●親会社と子会社の関係について
   支配・従属関係を考慮した取扱いがなされます。

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