日本語 English 中文
Create tomorrow

デイリーメルマガ【事業承継ことはじめ(2024年8月15日)】

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 事業承継   経営問題の1つとして認識しているが
  『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!


 事業承継 ことはじめ( No.3890 )  2024年8月15日

          日本経営管理協会
          中小企業活性化支援協議会
          M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和


     本日のエッセンス
      《 新株発行のしくみと手続き 》

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 こんにちは、荒蒔です。

 昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)

 普段は、まとまった時間を
 確保できないため

 なかなか着手できない(笑)
 オフィスの大掃除を行いました。

 一度、取り出したものは
 
 使った後、その場ですぐに
 元の場所に戻すように

 努めてはいますが

 案件が進むたびに
 資料は増えていきますし

 (もちろん、ペーパーレスを
 徹底されておられる事業者様とは

 メール等のやり取りにて
 都度、資料を共有させて頂いていますし

 打合せも、プロジェクターを使って
 行われるため、『紙』として残る
 ことはありませんが…)

 さすがに、進行中の案件については
 資料整理する“勇気”がないため(笑)

 いきおい、キングファイルの類は
 増えてしまう傾向にあります。

 前回の大掃除は、年末年始…

 世の中的にも、比較的
 休みを取り易いこともあって
 年末年始は、必ず行っていますが

 加えて、今年は
 お客様事業者様も

 しっかりと、お盆休みを
 取られる企業が多いこともあって

 昨日は、終日
 自由に時間を仕えたこともあり

 一年の、中間時期においても
 心身ともにリフレッシュできる
 大掃除に着手した次第です。

 案件資料を見ながら
 残すものと焼却するものとを
 分けていると

 ふと、いろいろな場面で
 打合せを行ってきた光景が
 思い出されます…

 今年に入って、8カ月半
 経過したわけですが

 今年も、決して

 楽しいこと、順調なことばかり
 ではなかったかなと感じます。

 そういった中にあっても
 何とか、事態打開の道を探るべく
 務めてきたプロセスが

 資料を見ていると
 走馬灯のように蘇り

 大掃除の最中ながらも
 ふと見入ってしまうような(笑)

 そのような時間帯を
 何度もつくってしまった(笑)

 一日となりました。
 



 

 【事業再編と新株発行の関係】

 新株発行とは、事業資金の調達を目的に
 会社が新たに株式を発行することをいいます。

 株式発行のメリットは
 銀行からの借入れや社債の発行とは異なり
 返済の必要がない資金が手に入ることです。

 新株発行には
 (1)株主割当
   既存の株主に、均一に株式を割り当てる
 (2)第三者割当
   特定の第三者にだけ株式を割り当てる
 の方法があります。

 経営難に陥った会社を再建する場合
 新規の資金調達が必要になりますが
 その際、第三者割当の新株発行の手法が
 多用されています。

 【株式売却とはどう違うのか】

 新株発行と株式譲渡(売却)は
 購入者が株式を受け取るという点では
 共通しています。

 違いは、株式取得の代金が
 会社に入るか否かです。

 株式譲渡(売却)では
 株式の売却代金は株主個人のものとなり
 直接会社に流入するわけではありません。

 一方、第三者割当の新株発行を行った場合には
 株式の出資金が会社に流入するため
 その資金を、事業再建にあてることができます。

 【どんな手続きをするのか】

 公開会社では、取締役会の決議で
 第三者割当の新株発行を行うことができます。

 (1)取締役会決議

   以下の内容を、取締役会で決議します。
    ●発行する株式数
    ●1株あたりの払込金額
    ●払込期日
    ●増加する資本金
      および資本準備金に関する事項

 (2)株主に対する通知・公告

   第三者割当の新株発行は、既存の株主の
   議決権割合を低下させる効果を持ちます。

   そのため、新株発行によって
   不利益を受ける株主には
   新株発行の差止請求権が与えられています。

   しかし、新株発行に関する情報がなければ
   差止請求権を行使すべきか否かを判断できません。

   そこで会社は、新株発行の内容を
   株主に、個別に通知または公告する
   ことになっています。 
 
 ---------------------
           編 集 後 記
 ---------------------

 今日は
  『新株発行のしくみと手続き』
 について考えました。

 明日は
  『新株発行の対価をめぐる問題』
 について見ていきます。

 次回も、ぜひご期待ください!!

 日本経営管理協会
 中小企業活性化支援協議会
 M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

本日のポイント

 ●新株発行のメリットは
   返済の必要がない資金が手に入ることです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Translate »