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デイリーメルマガ【事業承継ことはじめ(2024年10月22日)】

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 事業承継   経営問題の1つとして認識しているが
  『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!


 事業承継 ことはじめ( No.3958 )  2024年10月22日

          日本経営管理協会
          中小企業活性化支援協議会
          M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和


     本日のエッセンス
      《 会社設立に関わる責任 》

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 こんにちは、荒蒔です。

 昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)

 Web会議を1件。

 その前後に移動して
 リアルな打合せを2件。

 Web会議は、新型コロナウイルス感染拡大が
 小康状態となった今にあっても、世の中的な動き…

 当社におきましても例外ではなく、Web会議が
 『顔を合わせ、額を突き合わせて』
 行う打合せに変わり
 徐々に『市民権』を得てきました(笑)。

 もちろん、打合せを行うとなれば
 その前には、資料の事前確認や
 打合せシミュレーション

 また終わった後には『議事メモ』の展開など

 Web会議と言えども段取りは必要ですが、やはり
 『往復の移動時間がない』
 といった状況は違います…

 そういった意味で、昨今の時間の使い方は
 目に見えて、変わってくるようになりました。

 その、リアルな打合せ2件の内、1件は
 埼玉県川越市へ…。

 昨年末に、およそ2年ぶりとなる
 打合せをさせていただいた

 広島県に本社を擁する
 中堅運送事業者様の営業統括役員である
 K氏との打合せに臨みました。
 (先日(9月21日)付で、全国の営業を統括される
   『同社の営業トップ』
 に、ご就任されました)

 K氏から、関東一都三県における
 某エリアに位置する
 会社あるいは事業の買収を考えている…

 との、お声がけを受けての
 先日に続いての、昨日の打合せ。

 物流・運送業界における
  『2024年問題』
 は、今や、物流・運送業界のみならず
 荷主企業・消費者も一丸となって
 取り組むべき社会課題となっています。

 こうした中、働き方改革関連法の
 適用猶予期間が終了してから、7カ月目…

 多くの企業で、時間外労働の削減や
 労務管理の面で準備が進められ
 
 各々の事業者なりの対応が行われた一方で

  ●今後のモニタリング、さらには
    それを受けての対応を
    どのように行うべきかが分からない
  ●他の企業は、どう
   自社の形に落とし込んだのか知りたい
  ●2024年4月以降の、物流・運送業界の実態や
    現場で課題となっていることを把握したい

 という事業者も多いなど
 
 取急ぎ、それなりの対応はしたものの…
 といった状況が散見されるのが偽らざる現状です。

 一方で、かつては
  『2024年4月』
 を、早くも見通し

 2019年12月、中国は武漢にて発した
 新型コロナウイルス感染拡大が本格化した頃から

 当社においては、物流・運送業界における
 M&A支援が増加し始めましたが

 この
  『2024年問題』
 が視野に入ってきた頃から、同業界における
 M&A支援件数も、うなぎのぼりの様相を呈しました。

 そうした意味で、同問題は、当社にとっても
 引き続き、非常に、関心が高いテーマです。

 本内容をも、あらためて
 意見交換・情報交換させて頂いた上で

 先日の打合せにて、伺った条件に基づき
 洗い出した
  『売却希望案件』
 情報を共有させていただきながら

 議論の深堀りをさせていただきました。

 加えて、上記
  『2024年問題』
 をも鑑み、新たな切り口での課題提起…

 会社あるいは事業の買収とは
 異なった視点となりますが

 いずれも、同中堅運送事業者様の
  【企業価値の向上】
 につながるテーマ…

 これまでの議論から

 埼玉県内よりは、群馬県内の方が
 効果が期待できるのでは…
 との“逆提案”をいただき

 議論を開始させて頂いたことを
 継続しての、昨日の打合せ。 

 引き続き、膝を交え、じっくりと
 意見交換・情報交換させていただきました。




  

 【会社設立に関する発起人等の責任】

 会社の設立手続中に
 不正な行為が行われれば
 関係者は多大な迷惑を被ります。

 これを防ぐため、会社法では
 会社設立に関する不正行為について
 罰則規定を設け
 発起人や会社設立時の取締役に対し
 重い責任を課しています。
 
 【不足額填補責任】

 現物出資・財産引受について
 目的物の実際の価額が
 定款記載の価額に比べ著しく不足する場合
 発起人と設立時の取締役とが連帯して負う
 その不足額を填補(穴埋め)する
 責任のことです。

 この責任は、検査役の調査を
 受けていた場合は免責されますが
 現物出資者、財産引受における
 財産の譲渡人に該当する場合には
 免責されません。

 【任務倦怠責任】  

 発起人や設立時の取締役は
 設立中の機関である以上
 発起人や設立時の取締役が
 当然負うべき注意を尽くして
 設立に関する任務を行う義務があります。

 したがって、この任務を怠って
 損害を生じさせた場合には
 会社に対して連帯で
 損害賠償責任を負わなければなりません。
 
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           編 集 後 記
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 今日は
  『会社設立に関わる責任』
 について考えました。

 明日から2回にわたり
  『定款の変更』
 について見ていきます。
 
 次回も、ぜひご期待ください!!

 日本経営管理協会
 中小企業活性化支援協議会
 M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和

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本日のポイント

 ●会社設立に関わる発起人等は
   会社の財産を減少させてはならないという責任があります。

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