☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
事業承継 経営問題の1つとして認識しているが
『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!
事業承継 ことはじめ( No.3947 ) 2024年10月11日
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
M&Aスペシャリスト 荒蒔 良和
本日のエッセンス
《 預合いと見せ金 》
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
こんにちは、荒蒔です。
昨日は、熊本県荒尾市へ…
荒尾商工会議所様ご主催の
【事業承継セミナー
~事業承継推進手法としてのM&A~】
の講師を務めさせていただきました。
ご案内の通り、今年(2023年)5月から
新型コロナウイルス感染症も
5類感染症へと移行され
かつてのような、大幅な制限は
解除されている状況になったとは言え
当社においても、Web会議が
『顔を合わせ、額を突き合わせて』
行う打合せに変わり、徐々に
『市民権』
を得てきています(笑)。
いきおい、出張回数は激減…
熊本への出張も、実に2年ぶり…
といった状況です(笑)。
こうした『2年ぶりの熊本』にて行わせて
いただいた昨日は
(1)当社支援事例
(2)M&Aとは
(3)日本の事業承継を取り巻く現状
(4)組織再編手法
の4部構成にてセミナーを展開…
まずは、M&A支援の、現場の臨場感を
味わっていただくべく
実際の案件事例紹介からスタート…
M&Aの
『空気』
を味わっていただいた上で
あらためて
『M&Aとは何なのか』
キーフレーズとして
『利益を上げる”第4の選択肢”』
を紹介しながら、共有させていただきました。
さらには、昨今、遅々として進まない
日本における事業承継の現状を
図や表を駆使して紹介しながら
国の方針として
『事業承継推進手法として、M&Aを活用する』
を掲げている状況を紹介させていただきました。
そして、どのような進め方で
M&Aを活用して事業承継を進めていくのかを
紹介・共有させていただきながら
全体として、M&Aは
『利益を上げる”第4の選択肢”』
であり
『”非連続な”経営手法』
であると総括させていただきました。
【預合いとは?】
『預合い』とは、帳簿上
支払ったように見せかける行為のことです。
預合いがなされると
会社は、経営のために、その預金を
自由に使うことができないので
実質的には、会社財産が
確保できたとはいえません。
そこで会社法では
預合いに刑罰を科しています。
(5年以下の懲役または500万円以下の罰金)
【見せ金とは?】
一方、『見せ金』とは
発起人が、払込取扱金融機関以外から
借り入れた金銭を払込みにあて
会社設立後それを引き出して
借入金の返済にあてることをいいます。
見せ金による払込みは、預合いの脱法行為として
行われるようになったもので
預合いと同様
実質的な払込みはなされていないので
無効になると解する立場が有力です。
預合いは帳簿上で行われますが
見せ金は実際に資金が動くという
違いがあります。
---------------------
編 集 後 記
---------------------
新シリーズ『株式会社の設立手続き』の2回目
『預合いと見せ金』
について考えました。
明日は新シリーズの3回目
『発起設立と募集設立』
について考えます。
次回も、ぜひご期待ください!!
日本経営管理協会
中小企業活性化支援協議会
M&Aスペシャリスト 荒蒔 良和
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
本日のポイント
●『預合いと見せ金』は、適正な出資による
会社財産の確保を目的に、規制されています。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★