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デイリーメルマガ【事業承継ことはじめ(2023年3月16日)】

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 事業承継   経営問題の1つとして認識しているが
  『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!


 事業承継 ことはじめ( No.3372 )  2023年3月16日

          日本経営管理協会
          中小企業活性化支援協議会
          M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和


     本日のエッセンス
      《 発起設立と募集設立 》

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 こんにちは、荒蒔です。

 昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)

 Web会議を2件。

 新型コロナウイルス感染拡大が
 いまなお続く中にあって、いまや世の中的な動き…

 当社におきましても例外ではなく、Web会議が
 『顔を合わせ、額を突き合わせて』
 行う打合せに変わり
 徐々に『市民権』を得てきました(笑)。

 もちろん、打合せを行うとなれば
 その前には、資料の事前確認や
 打合せシミュレーション

 また終わった後には『議事メモ』の展開など

 Web会議と言えども段取りは必要ですが、やはり
 『往復の移動時間がない』
 といった状況は違います…

 そういった意味で、昨今の時間の使い方は
 目に見えて、変わってくるようになりました。

 その後、埼玉県三郷市へ…

 同市内に本社を構える
 ある金属加工事業者様との打合せ。

 現在、別の、ある金属加工事業者様に対し
 M&Aを絡めた事業承継支援をさせて頂いています。

 この事業者様、70年近い社歴を持ち
 ある生活関連サービス品について

 国内外から高い評価を受け
 本商品の納入シェアについては
 圧倒的な地位を築かれておられます。

 特に、米国に本社を構える
 ワールドワイドな生活関連サービス事業者様からは

 名指しで、納入を求められるほど…

 社長同士の親交も厚く
 良好な関係を築かれています。

 一方で、当該の代表者様
 (上記『別の、ある金属加工事業者様』)

 昨年から、体調を崩され
 年末には入院されるまでになってしまいました…

 こうした状況の中、ご自身のご年齢

 そして一方で、一男一女のお子様も
 事業承継のご意思はないとの状況を鑑み
 当社に、ご相談いただいたもの…

 当該代表者様の、比較的ご体調が
 良さそうな頃合いを見計らい
 昨年、2回ほど打合せさせて頂きましたが

 特に、製造部門に属する従業員の
 高い年齢構成が気になるところ…

 現在の代表者様が、就任された時から
 共に歩まれてきた方々がほとんどとのこと。

 逆を言えば、キャリア・スキルの高い
 従業員が揃っている…といった見方もできます。

 こうした
 『事業承継』
 に加え
 『(技術承継を見据えた)製造提携』
 をも課題視しての、昨日の打合せ…
 
 本件に関する概要について
 一通り、説明させて頂いた後で

 質疑応答にてやり取りさせて頂いたところ
 『ご関心あり』
 とのこと…

 さらに、詳細打合せを行うべく
 今週中の“リアル”打合せを約し
 
 昨日の打合せは、終了とさせていただきました。





 【発起設立・募集設立とは?】

 株式会社の設立方法には
  ☆発起設立
  ☆募集設立
 があります。

 『発起設立』では
 会社設立の企画者である発起人が
 設立の際に発行する株式のすべてを引き受け
 会社設立後に株主となります。

 これに対して『募集設立』とは
 発起人は、設立の際に発行する株式の
 一部を引き受けるだけで
 残りの株式については
 外部に対して引受人の募集を行います。

 そして、この募集に応じた株式引受人が
 発起人と共に
 会社設立時の株主となります。

 【発起設立と募集設立の手続き】

 会社設立のためには
  ☆出資者となる株主の確定
  ☆出資による会社財産の形成
 が必要です。

 そして、株主の確定として
 まず株式の引受けが必要です。

 発起設立の場合
 発起人が全部の株式を引き受け
 出資額全額の払込みをします。

 一方、募集設立の場合には
 発起人が最低1株ずつを引き受けて
 出資を履行し
 他に株主となる人を募集する必要があります。

 募集設立の場合には
 このように出資が履行された後
 創立総会が招集されます。

 創立総会は、設立中の会社の議決機関で
 発起人を含めた株式引受人から構成されます。

 これは、設立後の会社においては
 株主総会にあたるものです。
 (株式引受人は、会社が成立すると同時に
 株主となります)
      
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           編 集 後 記
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 新シリーズ『株式会社の設立手続き』の3回目
 『発起設立と募集設立』について考えました。

 明日は、いよいよ
 『株式会社の設立手続き』について見ていきます。

 次回も、ぜひご期待ください!!

 日本経営管理協会
 中小企業活性化支援協議会
 M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和

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本日のポイント

 ●『発起設立』あるいは『募集設立』によって
  株式会社を設立し
  会社の実体形成ならびに
  法人格を取得することが必要です。

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          事業承継 ことはじめ

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