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デイリーメルマガ【事業承継ことはじめ(2023年1月25日)】

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 事業承継   経営問題の1つとして認識しているが
  『何から手をつけていいか分からない』とお考えの事業所代表の方へ!!


 事業承継 ことはじめ( No.3323 )  2023年1月25日
 
          日本経営管理協会
          中小企業活性化支援協議会
          M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和


     本日のエッセンス
      《 合併契約 》

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 こんにちは、荒蒔です。

 昨日は、埼玉県さいたま市へ…(笑)

 Web会議を3件。

 新型コロナウイルス感染拡大が
 いまなお続く中にあって、いまや世の中的な動き…

 当社におきましても例外ではなく、Web会議が
 『顔を合わせ、額を突き合わせて』
 行う打合せに変わり
 徐々に『市民権』を得てきました(笑)。

 もちろん、打合せを行うとなれば
 その前には、資料の事前確認や
 打合せシミュレーション

 また終わった後には『議事メモ』の展開など

 Web会議と言えども段取りは必要ですが、やはり
 『往復の移動時間がない』
 といった状況は違います…

 そういった意味で、昨今の時間の使い方は
 目に見えて、変わってくるようになりました。

 その内 1件は、先日
 【基本合意書(※1)】
 の締結に漕ぎ着けた
 事業者代表者様同士のトップ面談(※2)…

 (※1)最終契約の締結に至る前の
     協議の途中で締結される、いくつかの
     基本的な事項について定めたもの。
     最終的な合意を定めるものではないため
     取引内容に関する合意がなされていた
     としても、それは、その時点に
     おける『仮の合意事項』になる。
     一般的には、締結時点で想定している
     ストラクチャー(M&Aの手法)
     対象・対価・役職員の処遇等の基本的な条件
     支払いのタイミングや
     デューデリジェンスなどに関するスケジュール
     デューデリジェンスの協力義務
     独占交渉権、秘密保持義務
     費用負担・裁判管轄・準拠法などの
     一般条項が盛り込まれる。

 (※2)M&Aプロセスにおいて
     両社の意思決定者が初めて顔を合わせる場。
     相手の人柄や企業のビジネスについて
     理解を深め、課題や疑問点の解消を目的として
     実施される。

 本件、昨年の9月末、当方が
 ファシリテーター(司会進行)役を
 務めさせていただいたトップ面談の後

 約3カ月にわたり、“手を変え、品を変え”
 議論、調査報告などを繰返し
 ようやく基本合意の“場”に漕ぎ着けたもの…
  
 本件のプレイヤーは、売却側・買収側ともに
 教育関連の事業者様…

 当社はこれまでも、協力会社である
 合同会社 経営参与と共に

 京都を拠点とした近畿3府県を中心に
 ビジネス活動を展開させて頂いておりますが

 その一環として、“お隣り”の中部圏
 愛知県名古屋市に支社を置く
 売却ご希望の事業者様からお声がけいただきました。
 (同事業者様の本社は、東京都です)

 関東圏および関西圏へのリソース集中を
 ご志向される同事業者様とは

 M&Aを駆使した
 『企業付加価値の向上』
 について、これまで議論させて頂いてきました。

 昨日は、基本合意書締結まで漕ぎ着けた後の
 3回目のトップ面談…

 Web会議ではありましたが
 前回のトップ面談以上に、突っ込んだ
 意見交換・情報交換を展開…
 (買収後のビジネス像が、少しずつ
 現実のものとして、見え始めてきました!!)

 今後のスケジュールを確認した上で
 昨日の打合せは終了とさせていただきました。




 【当事者間でまず行うこと】

 合併交渉を行うにあたって最初にすることは
 秘密保持契約の締結です。

 これは、交渉にあたり
 重要な営業上、技術上の情報を相互に開示するため
 秘密の保持が不可欠だからです。
 
 【基本合意書を締結する】

 合併交渉の初期段階では
 交渉の基本方針等を定めた基本合意書が
 締結されるのが一般的です。

 この基本合意書には
 合併の目的・要旨
 不動産や金融商品などの調査(デューデリジェンス)
 合併後の状況などが定められます。

 基本合意は、お互いに
 情報が不十分な段階で締結されるため
 契約書の中に『法的拘束力がない旨』
 が明記されることが多いようです。

 【実態を把握する調査をする】
   
 合併後、相手企業について
 簿外の債務が発覚するなどのリスクを防止するために
 合併相手の実態を把握するための調査が不可欠です。

 この調査を『デューデリジェンス』といいます。

 デューデリジェンスでは
 会計や財務に関する調査、法務
 ビジネス全般の観点から調査が行われます。 

 【正式な交渉をする】

 正式な合併交渉を進めるか否かは
 デューデリジェンスの結果によって
 決まります。

 デューデリジェンスの結果
 大きな問題が見つからなかった場合や
 問題があるものの解決可能な場合は
 正式な合併交渉を進めます。

 ただし、何らかの問題の存在を知りながら
 合併交渉を進める場合には
 調査の範囲・方法・程度を書面に
 残しておくことが必要です。

 【合併契約書作成時の注意点】 

 会社法には、合併契約書に
 必ず記載しなければならない事項が
 定められています。
 
 (1)存続会社と消滅会社の商号と住所

 (2)存続会社が消滅会社の株主に交付する
   株式等に関する事項

 (3)存続会社が消滅会社の新株予約権者に対して
   その新株予約権に代わって交付する
   存続会社の新株予約権等に関する事項

 (4)合併の効力発生日

        
 —————————————————————-

             編 集 後 記

 —————————————————————-

 今日は
 『合併契約』
 について考えました。

 明日は
 『MBO』
 について見ていきます。

 次回も、ぜひご期待ください!!

 日本経営管理協会
 中小企業活性化支援協議会
 M&Aスペシャリスト      荒蒔 良和

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本日のポイント

 ●正式な合併交渉に入るか否かは
  デューデリジェンスの結果次第です。

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          事業承継 ことはじめ


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